甘党の人、感じ良く人助けする傾向米国の科学者による調査で、甘い食べ物を好む人は人当たりが良く、人の手助けをする傾向が強いことが分かった。ただ、甘いものを好むからといって、性格がより外向的または神経質などとは言えないとしている。
学術誌「Journal of Personality Social Psychology」に掲載されたこの研究では、甘いものを好むことと思考や行動との関連性を調査。研究結果は、甘いものを食べた後の幸福感や満足感が影響したものではないとし、調査チームは苦さや辛さについてはコメントできないとしている。
研究を行った米ペンシルベニア州ゲティスバーグ大学の心理学教授、ブライアン・メイヤーズ氏は、「周りに手を差し伸べる友好的な人を『スイート(甘い)』と形容するのは特筆すべきこと」と語った。
ゲティスバーグ大学やシカゴのセントザビエル大学、ノースダコタ州立大学の研究者計500人超が参加した5つの研究の1つでは、甘くない食べ物よりチョコレートを食べた人の方がボランティア活動に参加したり、困っている人を助けたりする傾向が強かった。
また別の調査では、調査参加者に対して、「好物はチョコレート」などの一文を添えた無表情の人の写真を見せた。 その結果、甘いものが好きという人に対して、気立ての良い人と認識する傾向があることも分かったという。
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