「53歳独身だけどやる事なくて辛い」近年の日本では、急激に晩婚化が進み、同時に未婚率も上昇している。厚生労働省の調査によれば、日本人の平均初婚年齢は、1980年から2012年の間に男性は3.0歳、女性は4.0歳上昇し、生涯未婚率に至っては、男性は2.5%から19.3%に、女性が4.6%から9.9%と、いずれも激増。国ぐるみで少子化対策が練られているような状況だ。
そんな現状をリアルに表現したのが、53歳だという独身会社員が「はてな匿名ダイアリー」に投稿したブログ記事だ。これによると、この男性は「会社ではそこそこのポジション」におり、「それなりに給料を貰っている」ものの、
「両親は他界」・「同級生はほぼ所帯を持っているので平日の夜に呼び出すなんて事は出来ない」
という環境にあるのだという。自身は、
「一時小説を読んでいたが目が疲れるのでやめた」・「趣味を持てなんて言われても正直めんどくさい」
という性格で、平日の帰宅後や週末はとにかくやることがなく、「結婚しておけば良かった」と、切実な悩みを訴えている。
このブログ記事は、大きな反響を呼んでおり、コメント欄およびツイッターには、
「犬やらネコやらでも飼えば」・「極真をやりなさい!」・「海外の子どもを支援する里親いいよ」
といった具体的なアドバイスや、
「今すぐ婚活でも始めればいいじゃん」・「まぁ結婚してれば1人が良かったと思うよ」
という慰めの声が寄せられている。そして、
「何をやるにしても面倒と思うようになったら人間おしまい」・「この人は結婚しても別の文句言うわ」
といった辛らつな意見コメントが登場する一方で、
「私は27歳で女だけどこの男性の辛い気持ちがすごくよく分かります」・「43歳独身だけどわりと似た心境で嫌だ」
「未来のおれがいた」・「ぼくもこういう人になりそうだけど、この人とぼくが違うのは『金がない』というところだ。より悲惨」
と、投稿者の姿を自分の未来に重ね合わせる人も続出。俗に“独身貴族”などという言葉も存在するが、およそ“貴族”らしからぬ生活を送る中年男性の姿に自分の未来が透けて見え、恐怖を覚えた人は少なくなかったようだ。
う~ん、やることないのは生き地獄ですね。
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