北海道・銭函海岸にフラミンゴ　旭山動物園から逃走

北海道・小樽市の銭函海岸に、フラミンゴが現れた。このフラミンゴは100km以上離れた旭山動物園から逃げてきたものとわかった。
26日朝、この銭函海岸に1羽のヨーロッパフラミンゴが降り立った。
フラミンゴは時折、顔を水辺につけるなどして、優雅な立ち姿を見せていた。
海水浴客は、「来たんですか? 本当に?」、「考えられないですね」と話し、銭函海岸にいた男性は「海水浴場にフラミンゴがいるとは」と語った。
そんな驚きの声をよそに、フラミンゴは涼しい顔で、夏のバカンスを楽しんでいるかのように見えた。
旭山動物園の担当者は「(ここので)間違いないと思います。逃走したのもオレンジの足管だったので」と語った。
このフラミンゴは、足につけられていた識別用の印から、旭山動物園から脱走したフラミンゴだと判明した。
しかし、動物園がある旭川市から、今回発見された小樽市までは、直線距離でおよそ120kmある。
旭山動物園の担当者は「羽は切ってあったんですけど、ちょうど生えそろう時期で、それが例年よりずれて、早くなった(ので飛んでいった)。海にいるということは、水があって、そういうところを選んで行っていたのかなと」と語った。
北の大空を横断し、今は海岸で羽を休めているこのフラミンゴ。
動物園側によると、海岸には藻やプランクトンが豊富にあるため、餌の心配はないということだが、近く捕獲に乗り出すとしている。

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