りそな銀から40億円詐取容疑＝医療機器会社元社長の女逮捕

　りそな銀行から融資金名目で40億円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は1日、詐欺容疑で、医療機器販売会社「ヤマト樹脂光学」（東京都千代田区、破産）元社長、久保村広子容疑者（79）を逮捕した。同課によると「返済の当てはあった」と容疑を否認している。
　逮捕容疑は、ヤマト社が破産の申し立てを東京地裁に申請する直前の2008年2～3月、偽の売掛債権を担保として、融資金名目でりそな銀行から40億円をだまし取った疑い。
　同課は、久保村容疑者が03年12月以降、りそな銀を除く7金融機関から同様の手口で延べ計約1100億円をだまし取ったとみている。うち約150億円が未回収という。
　08年7月に融資金の返済が滞ったことから発覚。りそな銀が09年3月、警視庁に告訴していた。


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