決選投票を1週間後に控え、フランス大統領選挙は第1回投票のトップ、社会党のオランド氏がサルコジ大統領を上回る優勢が続いています。

　第1回投票でトップとなったオランド候補は、その後の世論調査でも現職のサルコジ大統領を支持率で上回っています。厳しい経済状況のなか、社会保障の充実や雇用対策を訴え、先月、EU＝ヨーロッパ連合25カ国が定めた財政規律を厳格化する新協定についても見直しを掲げています。
　社会党・オランド候補：「すべてのヨーロッパ政府に経済成長や条約再交渉の措置が取られるよう覚書を送る」
　一方、サルコジ大統領もグローバル経済への危機感を訴え、移民制限の必要性などを強調していますが、巻き返しは厳しく、17年ぶりの政権交代となる可能性が強まっています。

欧州懸念の火種。。。

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